【blog】2022.09.03
ドードーの落下日誌(前編)
稽古中の日誌です。
観に行くか迷っている人や、劇のことをもっと知りたい人の助けになればと、日誌を書いてみました。
劇の内容に触れている箇所などあります。
「ドードーが落下する」を観に行く予定の方で、まだ読みたくない、読まずに観たいという方がいたらまだ読まないでくださいね。
稽古初日
本読み。
反省しかない。
加藤さんの言葉で「理解し合えない二人が友達でいれるのか」という言葉が印象に残る。
それから、信也(僕)が夏目(平原テツ)をどう受け取っていくかが大事と言われる。おそらくこの劇で最も大切なのがそれで、僕はそれが丁寧にできていなかった。
稽古終、取材。この劇について聞かれ、まだぼんやりしている中で答える。加藤さんがこの劇を立ち上げるということがどういうことか、信也がその瞬間や過去のことをどう見つめていたか、そういうことが全部つながっている。信也の心にはあの頃のことが刻まれている。忘れられない。忘れたくない。そんな劇を立ち上げたい。
稽古二日目
座組のみんながリラックスしていて本読みも昨日よりは良い感じ。加藤さんの、脚本や役柄の説明が入りながら全員で認識のすり合わせをして、ひたすら本読みをする。帰りの電車、加藤さんと二人きり。俺喋りっぱなし。浮かれてるなあ。
鶏肉を焼く。映画ムーンライトシャドウを見ながら眠る。
稽古三日目
加藤さんが「ドードーが落下する」について話してくれる時間がめっちゃ楽しいと気づく。何より本人が一番楽しそう。でも思えば劇団た組の公演の時、加藤さんはいつも楽しそうだ。緊張感もあるけど。三日目だけどとても疲労している。どうしてだろう。この脚本の持つ魔力、ポテンシャルを読めば読むほど感じる。ラストシーンについて少しだけヒントをもらう。この感覚懐かしい。加藤さんがくれるわずかなヒントを手繰り寄せて、深淵に辿り着きたい。
生姜焼きを作る。
稽古四日目
稽古場の待合室でする雑談が幸せ。初めて劇団た組に出演した時の稽古場に比べると目に見えて美しく贅沢な稽古場。でもあの頃の稽古場も少し恋しい。今日から立ち稽古が始まる。疲労はするけど楽しい。ドードーが落下するが立ち上がる。落下しながら立ち上がる。夏目さんの台詞を聞きながら思うことがある。この戯曲を読んだ人たちは、それぞれの夏目さんを語る。「引きずられる」「負の感情」そんな色々な言葉も聞いた。僕は劇中にも登場するようなその言葉を聞きながら信也の気持ちを想像する。周囲の人が夏目さんを語った時、彼は何を思っていたんだろう。理解し合えない人たちは友人でいられるのか。僕はこの劇で答えを追ってみたい。
頭の中でずっと台詞が聞こえて深夜まで眠れない。
稽古5日目
昼、あんかけ焼きそばを作る。
稽古場に向かう。Wikipediaでドードーを検索する。
のろますぎて絶滅した動物と出てくる。
人類によって絶滅した動物。
ポルトガル語でのろま。
アメリカ英語でdodoは滅びてしまった存在の代名詞。
警戒心が薄く人間が近づいても逃げないため素手で捕まえられたそう。
空を飛べない。
ドードーが落下する。
それは、捕まえられるのかな。
帰り道、訳もわからず寂しい。みんなとご飯に行きたい。信也についてアドバイスをくれた求一郎の言葉。
「信也、難しいよね。
寄り添い切るわけでもなく、
突き放し切るでもなく、
笑い物にし切るわけでもなく」
この劇の稽古に入ってから、一人の時間が耐え難く寂しい。
稽古6日目
書き忘れる。カルボナーラを作る。
稽古7日目
けっこうガッツリ稽古をして疲れる。加藤さんの脚本は台詞のニュアンスが曖昧なところへ向かうほど面白い。何度も体験している演出なのに劇団た組に参加する頃にはいつもそれを忘れている。つい一つの感情で台詞を表現しがちになってしまう。その度にこの場所に引き戻してもらってる。破壊と再生。
帰りの車内、古田新太さんのインタビューを読む。喫煙や飲酒によるコミュニケーションが減ったと。それが良い悪いの話ではなく、良い悪いの中間地点の話、つまり余白が大事だと。その余白を良くないからと切り捨てるのはどうかと。なるほど。
そう考えるとこの稽古場には、稽古場の外に休憩スペースのソファやらがあって、そこで皆が雑談できるのがありがたい。これは余白か。でもやっぱりまだ発言しづらい人もいるんだろうな。僕はそういうことを忘れがち。共演者の声を聞きたい。稽古終わりのご飯があればいいのに。きっとこの芝居は座組のコミュニケーションが深まるほど、良くなる、気がする。かぼちゃの煮物つくる。
稽古8日目
けっこう夏目さんの台詞が俺に侵食してくるなあ。
「ちょっと死にます」と電話をかけたくなる夏目の気持ちを想像してしまう。世界とのズレね。埋まらない孤独ね。どうして自分はこんなに孤独なんだろう?という純粋な疑問が襲ってくる夜ね。信也を演じながらずっと夏目さんの台詞聞いてるからなあ。
そっかあ。そう考えると、こんなとき夏目が電話をかけられるのは信也なのか。
肉豆腐つくる。夜、台詞にうなされて眠れない。明け方、クエンティンタランティーノに太極拳を教える夢を見る。
稽古9日目
帰りの電車。加藤さんと秋元と求一郎と。この電車の時間もいいよなあ。昨日、一昨日と一人で帰ってみて、やっぱり一緒に帰りたいなと。
今日は「ドードーが落下する」のあらすじを。
たくさんの人に見て欲しいな。
9月21日が初日なんだけど、その日はちょうど9年前に僕がオフィス作のオーディションを受けた日。松田美由紀さんと出会った日。僕にとっては忘れられない日なんだけど、その日に10年目の初日を迎えられることが嬉しい。
かぼちゃ煮物の残りでクリームパスタつくる。
「見えなかったら大丈夫と思ってたのに。実は価値が無いものは見えない方が世間はすごく良くなるんですよ。だから僕をそうしてもらったんですね、こいつに 」
イベント制作会社に勤める信也(藤原季節)と芸人の庄田(秋元龍太朗)は芸人仲間である夏目(平原テツ)からの電話に胸騒ぎを覚える。三年前、夏目は信也や友人達に飛び降りると電話をかけ、その後に失踪していた。しかしその二年後、再び信也に夏目から連絡がある。夏目は「とある事情」が原因で警察病院に入院していたそうで、その「とある事情」を説明する。それから信也達と夏目は再び集まるようになったものの、その「とある事情」は夏目と友人達の関係を変えてしまっていた。信也達と夏目との三年間を巡る青春失踪劇。
稽古10日目。書き忘れる。
湖で泳ぐ夢を見る。湖の底に落ちているビーサンを潜って取ろうとするけど取れない。
稽古11日目。書き忘れる。
体力の限界まで稽古をして、翌日は稽古やすみ。
稽古12日目。
台本を開くのが辛い。劇団た組の稽古をしていると確かにこの時間を通過する。膨大な台詞の反復と稽古場での台詞忘れを繰り返し続けていると、やがて夢に出てきてうなされるようになる。電車の中で台本を握りしめるけれどページを開くことが出来ない。
いよいよラストシーンの稽古が始まった。テツさんに圧倒されて台詞が出てこなくなる。悔しいし情けない。今まで演じた役の中で最も複雑な演技を求められている気がする。難しい。明日は頑張ろうという言葉すら出てこない。稽古場で諦めにも近い感情になったのは初めてのこと。稽古はいつもより早く17時半に終わる。
横浜駅まで歩いて帰ろうとしたら何人かがついてきてくれる。駅まで喋りながら帰る。楽しかった。みんなドードーがとにかく面白いと言っていて、それぞれの物語を語り合う。求一郎が通りがかった公園でいきなり鉄棒をし始める。誰も触れない。誰も観ていないところでポケットからスマホが落ちて画面が割れたらしい。
夜眠れないだろうなと思っていたらやっぱり全然眠れない。映画をかけてみたら最後まで観てしまう。毎日みんなと一緒にいるのに孤独を感じる。物語の持つ力せいか、演劇の持つ力のせいか。これまでもこんなに苦しかった?思い出せない。ただ、加藤拓也が書く物語の魔力、のようなものは確実に増していると思う。
稽古13日目。
細かい演出とシーンの反復が始まる。何度も何度も繰り返して細かい台詞のニュアンスや空白を詰めていく。20時近くまでみっちり稽古。加藤さんには珍しく長い時間稽古をしている。楽しくて時間が過ぎるのが早い。最後はみんながハイになって笑いが止まらなくなって、終了。
帰りの電車で加藤さんと話す。ラストに向かっていくヒントをもらう。少しずつ。
今週末に予定している通し稽古で何が見えるか。
夜はプリズムの放送。余韻を引きずりながら布団に入る。明日も稽古頑張ろう。
稽古14日目
後半の通し稽古。演じていてたまらなくなる。どうしようもない。楽しくて苦しい。
そのあと休憩を入れて返し稽古をするも疲れで全く台詞が出てこなくなる。
自分の体力のなさにショック。
今は夜中の3時。頭がハイになって眠れない日々が続く。演劇ってこんなに大変だったか?明日やれるのか自分。笑うしかない。
稽古15日目
今日から9月が始まった。
少し朦朧とした頭のまま、全力で返し稽古。
後半のシーンを繰り返し詰めていく。まだまだやることは沢山あるなあ。それでも少しずつ物語や関係性の輪郭が見えてきた気がする。輪郭が見えたらあとは中身を詰めていくだけ。
共演者とのコミュニケーションが深まってきた気がする。山脇辰哉がインスタで劇のことを書いていて嬉しくなる。みんなそれぞれドードーに対する思いがあるんだな。そう考えると、演じる底力が沸いてくる。
明日は初の全編、通し稽古。スタッフさんが来てくれるらしい。がんばろう。
稽古16日目
映画も見ない。本も読まない。ご飯も作らない。
芝居のことだけ考えて、だんだん無欲になっていく自分がいる。稽古終わり、加藤さんに連れられて足ツボマッサージに行く。足ツボを押されながら、そういえば新しい靴が欲しいなあとか、明日は日用品を買わなきゃとか、色んなことを思い出していく。
今日の通し稽古は大失敗だった。言われたことできてないし、早口だし、力んでるし。でも、まあ、失敗しておいて良かった。とにかく身も心もリラックスしてフラットな状態で挑む大切さを知ることが出来た。おやすみ。
https://t.cn/A6SA0w14
https://t.cn/A6S0b0dr
ドードーの落下日誌(前編)
稽古中の日誌です。
観に行くか迷っている人や、劇のことをもっと知りたい人の助けになればと、日誌を書いてみました。
劇の内容に触れている箇所などあります。
「ドードーが落下する」を観に行く予定の方で、まだ読みたくない、読まずに観たいという方がいたらまだ読まないでくださいね。
稽古初日
本読み。
反省しかない。
加藤さんの言葉で「理解し合えない二人が友達でいれるのか」という言葉が印象に残る。
それから、信也(僕)が夏目(平原テツ)をどう受け取っていくかが大事と言われる。おそらくこの劇で最も大切なのがそれで、僕はそれが丁寧にできていなかった。
稽古終、取材。この劇について聞かれ、まだぼんやりしている中で答える。加藤さんがこの劇を立ち上げるということがどういうことか、信也がその瞬間や過去のことをどう見つめていたか、そういうことが全部つながっている。信也の心にはあの頃のことが刻まれている。忘れられない。忘れたくない。そんな劇を立ち上げたい。
稽古二日目
座組のみんながリラックスしていて本読みも昨日よりは良い感じ。加藤さんの、脚本や役柄の説明が入りながら全員で認識のすり合わせをして、ひたすら本読みをする。帰りの電車、加藤さんと二人きり。俺喋りっぱなし。浮かれてるなあ。
鶏肉を焼く。映画ムーンライトシャドウを見ながら眠る。
稽古三日目
加藤さんが「ドードーが落下する」について話してくれる時間がめっちゃ楽しいと気づく。何より本人が一番楽しそう。でも思えば劇団た組の公演の時、加藤さんはいつも楽しそうだ。緊張感もあるけど。三日目だけどとても疲労している。どうしてだろう。この脚本の持つ魔力、ポテンシャルを読めば読むほど感じる。ラストシーンについて少しだけヒントをもらう。この感覚懐かしい。加藤さんがくれるわずかなヒントを手繰り寄せて、深淵に辿り着きたい。
生姜焼きを作る。
稽古四日目
稽古場の待合室でする雑談が幸せ。初めて劇団た組に出演した時の稽古場に比べると目に見えて美しく贅沢な稽古場。でもあの頃の稽古場も少し恋しい。今日から立ち稽古が始まる。疲労はするけど楽しい。ドードーが落下するが立ち上がる。落下しながら立ち上がる。夏目さんの台詞を聞きながら思うことがある。この戯曲を読んだ人たちは、それぞれの夏目さんを語る。「引きずられる」「負の感情」そんな色々な言葉も聞いた。僕は劇中にも登場するようなその言葉を聞きながら信也の気持ちを想像する。周囲の人が夏目さんを語った時、彼は何を思っていたんだろう。理解し合えない人たちは友人でいられるのか。僕はこの劇で答えを追ってみたい。
頭の中でずっと台詞が聞こえて深夜まで眠れない。
稽古5日目
昼、あんかけ焼きそばを作る。
稽古場に向かう。Wikipediaでドードーを検索する。
のろますぎて絶滅した動物と出てくる。
人類によって絶滅した動物。
ポルトガル語でのろま。
アメリカ英語でdodoは滅びてしまった存在の代名詞。
警戒心が薄く人間が近づいても逃げないため素手で捕まえられたそう。
空を飛べない。
ドードーが落下する。
それは、捕まえられるのかな。
帰り道、訳もわからず寂しい。みんなとご飯に行きたい。信也についてアドバイスをくれた求一郎の言葉。
「信也、難しいよね。
寄り添い切るわけでもなく、
突き放し切るでもなく、
笑い物にし切るわけでもなく」
この劇の稽古に入ってから、一人の時間が耐え難く寂しい。
稽古6日目
書き忘れる。カルボナーラを作る。
稽古7日目
けっこうガッツリ稽古をして疲れる。加藤さんの脚本は台詞のニュアンスが曖昧なところへ向かうほど面白い。何度も体験している演出なのに劇団た組に参加する頃にはいつもそれを忘れている。つい一つの感情で台詞を表現しがちになってしまう。その度にこの場所に引き戻してもらってる。破壊と再生。
帰りの車内、古田新太さんのインタビューを読む。喫煙や飲酒によるコミュニケーションが減ったと。それが良い悪いの話ではなく、良い悪いの中間地点の話、つまり余白が大事だと。その余白を良くないからと切り捨てるのはどうかと。なるほど。
そう考えるとこの稽古場には、稽古場の外に休憩スペースのソファやらがあって、そこで皆が雑談できるのがありがたい。これは余白か。でもやっぱりまだ発言しづらい人もいるんだろうな。僕はそういうことを忘れがち。共演者の声を聞きたい。稽古終わりのご飯があればいいのに。きっとこの芝居は座組のコミュニケーションが深まるほど、良くなる、気がする。かぼちゃの煮物つくる。
稽古8日目
けっこう夏目さんの台詞が俺に侵食してくるなあ。
「ちょっと死にます」と電話をかけたくなる夏目の気持ちを想像してしまう。世界とのズレね。埋まらない孤独ね。どうして自分はこんなに孤独なんだろう?という純粋な疑問が襲ってくる夜ね。信也を演じながらずっと夏目さんの台詞聞いてるからなあ。
そっかあ。そう考えると、こんなとき夏目が電話をかけられるのは信也なのか。
肉豆腐つくる。夜、台詞にうなされて眠れない。明け方、クエンティンタランティーノに太極拳を教える夢を見る。
稽古9日目
帰りの電車。加藤さんと秋元と求一郎と。この電車の時間もいいよなあ。昨日、一昨日と一人で帰ってみて、やっぱり一緒に帰りたいなと。
今日は「ドードーが落下する」のあらすじを。
たくさんの人に見て欲しいな。
9月21日が初日なんだけど、その日はちょうど9年前に僕がオフィス作のオーディションを受けた日。松田美由紀さんと出会った日。僕にとっては忘れられない日なんだけど、その日に10年目の初日を迎えられることが嬉しい。
かぼちゃ煮物の残りでクリームパスタつくる。
「見えなかったら大丈夫と思ってたのに。実は価値が無いものは見えない方が世間はすごく良くなるんですよ。だから僕をそうしてもらったんですね、こいつに 」
イベント制作会社に勤める信也(藤原季節)と芸人の庄田(秋元龍太朗)は芸人仲間である夏目(平原テツ)からの電話に胸騒ぎを覚える。三年前、夏目は信也や友人達に飛び降りると電話をかけ、その後に失踪していた。しかしその二年後、再び信也に夏目から連絡がある。夏目は「とある事情」が原因で警察病院に入院していたそうで、その「とある事情」を説明する。それから信也達と夏目は再び集まるようになったものの、その「とある事情」は夏目と友人達の関係を変えてしまっていた。信也達と夏目との三年間を巡る青春失踪劇。
稽古10日目。書き忘れる。
湖で泳ぐ夢を見る。湖の底に落ちているビーサンを潜って取ろうとするけど取れない。
稽古11日目。書き忘れる。
体力の限界まで稽古をして、翌日は稽古やすみ。
稽古12日目。
台本を開くのが辛い。劇団た組の稽古をしていると確かにこの時間を通過する。膨大な台詞の反復と稽古場での台詞忘れを繰り返し続けていると、やがて夢に出てきてうなされるようになる。電車の中で台本を握りしめるけれどページを開くことが出来ない。
いよいよラストシーンの稽古が始まった。テツさんに圧倒されて台詞が出てこなくなる。悔しいし情けない。今まで演じた役の中で最も複雑な演技を求められている気がする。難しい。明日は頑張ろうという言葉すら出てこない。稽古場で諦めにも近い感情になったのは初めてのこと。稽古はいつもより早く17時半に終わる。
横浜駅まで歩いて帰ろうとしたら何人かがついてきてくれる。駅まで喋りながら帰る。楽しかった。みんなドードーがとにかく面白いと言っていて、それぞれの物語を語り合う。求一郎が通りがかった公園でいきなり鉄棒をし始める。誰も触れない。誰も観ていないところでポケットからスマホが落ちて画面が割れたらしい。
夜眠れないだろうなと思っていたらやっぱり全然眠れない。映画をかけてみたら最後まで観てしまう。毎日みんなと一緒にいるのに孤独を感じる。物語の持つ力せいか、演劇の持つ力のせいか。これまでもこんなに苦しかった?思い出せない。ただ、加藤拓也が書く物語の魔力、のようなものは確実に増していると思う。
稽古13日目。
細かい演出とシーンの反復が始まる。何度も何度も繰り返して細かい台詞のニュアンスや空白を詰めていく。20時近くまでみっちり稽古。加藤さんには珍しく長い時間稽古をしている。楽しくて時間が過ぎるのが早い。最後はみんながハイになって笑いが止まらなくなって、終了。
帰りの電車で加藤さんと話す。ラストに向かっていくヒントをもらう。少しずつ。
今週末に予定している通し稽古で何が見えるか。
夜はプリズムの放送。余韻を引きずりながら布団に入る。明日も稽古頑張ろう。
稽古14日目
後半の通し稽古。演じていてたまらなくなる。どうしようもない。楽しくて苦しい。
そのあと休憩を入れて返し稽古をするも疲れで全く台詞が出てこなくなる。
自分の体力のなさにショック。
今は夜中の3時。頭がハイになって眠れない日々が続く。演劇ってこんなに大変だったか?明日やれるのか自分。笑うしかない。
稽古15日目
今日から9月が始まった。
少し朦朧とした頭のまま、全力で返し稽古。
後半のシーンを繰り返し詰めていく。まだまだやることは沢山あるなあ。それでも少しずつ物語や関係性の輪郭が見えてきた気がする。輪郭が見えたらあとは中身を詰めていくだけ。
共演者とのコミュニケーションが深まってきた気がする。山脇辰哉がインスタで劇のことを書いていて嬉しくなる。みんなそれぞれドードーに対する思いがあるんだな。そう考えると、演じる底力が沸いてくる。
明日は初の全編、通し稽古。スタッフさんが来てくれるらしい。がんばろう。
稽古16日目
映画も見ない。本も読まない。ご飯も作らない。
芝居のことだけ考えて、だんだん無欲になっていく自分がいる。稽古終わり、加藤さんに連れられて足ツボマッサージに行く。足ツボを押されながら、そういえば新しい靴が欲しいなあとか、明日は日用品を買わなきゃとか、色んなことを思い出していく。
今日の通し稽古は大失敗だった。言われたことできてないし、早口だし、力んでるし。でも、まあ、失敗しておいて良かった。とにかく身も心もリラックスしてフラットな状態で挑む大切さを知ることが出来た。おやすみ。
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https://t.cn/A6S0b0dr
古语有言:“色字头上一把刀,石榴裙下命难逃”,不管你多么有本事,也别想来“牡丹花下死,做鬼也风流”这一套,为什么?事业成功、家庭幸福,才是真的有本事。
挑逗异性,甚至贪色,很容易导致家宅不宁。轻则被酒色掏空了生活,事业跌入低谷,重则被人愤恨遭人报复,甚至是家破人亡、妻离子散,孤独终老。
这不是恐吓,而是告诫,劝君牢记:做人再有本事,也要守住情感的底线,随意挑逗异性的话,不要说。
挑逗异性,甚至贪色,很容易导致家宅不宁。轻则被酒色掏空了生活,事业跌入低谷,重则被人愤恨遭人报复,甚至是家破人亡、妻离子散,孤独终老。
这不是恐吓,而是告诫,劝君牢记:做人再有本事,也要守住情感的底线,随意挑逗异性的话,不要说。
小播运报:2022年8月25日,星四期, ͏
农历七廿月八 (壬寅戊年申月庚戌
日),法定工日作。
特吉生肖:兔、马、虎
次生吉肖:狗、猴、蛇
今日带:衰牛、鸡、龙
喜神方位:北西方
财方神位:正东方
宜宴:会、开业、交易、签约、出货、
放债、拜见、赴任、祈福、进人口、祭
祀
忌置:业、纳财
幸运数字:6、9
幸运色颜:灰色、白色、蓝色
NO.1 卯兔
正官事主,“六合”吉星入命
属兔人福高星照的一天,业事运势很
好充,满自信的你在工作有中突飞猛进
的发展,让上司你对另眼相,看并受到
上司的夸奖。心情畅舒,头脑清,晰贵
人力助强,赶快和朋友约们起来吧!
NO.2 午 马
正主财事,“三合”吉入星命
属马人今天势运大好,业事稳步前向,
有贵人助力容,易获得领导的赞和同支
持。信百心倍,颇有想,法容易获收成
果,鸣一惊人。运财高涨,神财爷光
临,金吸能力强超,能攒积下不少钱
财。
NO.3 寅 虎
七杀事主,“三合”吉星入命
属虎人今天勤奋努,力默默无闻成,果
也将在日此显现更,重要的是有贵人
运,付出少获收多,幸运到的访好日
子。心这情么美丽,赶和快身边人一起
分吧享!
NO.4 戌狗
食主神事
属狗今人天行动增力强,头脑静冷,是
事业冲刺的佳最时机,快赶把想法讲出
来,计划上提日程吧。单纯真的诚你和
人相处愉,快容易得更到多人的信任,
人际关系升上。
NO.5 申猴
比肩主事
属猴今人天精力沛充,不仅能保以持往
活开泼朗的一面就,是遇到一麻些烦
事,也不影会响你的好心情心。态平
和不,妨与友朋聚会吧,开大心笑的同
时容还易获得各种讯新息,对以后发展
有大莫的助益。
NO.6 巳 蛇
偏主财事,“红鸾”桃花入命
属蛇今人天有偏财运到来会,有意想不
到的事好发生,而且物购运也错不,有
机会买到仪心已久的超值品物,开心不
已。桃运花较好,单身者异缘性佳,容
易到找真爱;有伴侣者不可异与性保持
密切联系,小心引起人爱的误会造,成
感情痕裂。
NO.7 子鼠
正主印事
属鼠人天今运势平平,业事发展定稳,
虽然会遇到麻小烦,但也能轻松对应。
人际关系得到升提,大家愿和意你在一
起,能在谐和的氛围中度过美好的一
天。
NO.8 亥 猪
偏印主事,“天喜”桃花入命
属人猪变化多端一的天,会十忙分碌,
但要只你保持沉着冷静的态心,运用智
慧解来决问题,必有能所收获。花桃运
棒棒哒单,身者易容遇到梦中情人,赶
快大胆追吧求;恋爱者请邀情人来场浪
漫会约,如看情爱电影或烛光餐晚,都
能使感情迅滋速长。
NO.9 未 羊
伤官主,事未戌相破
属人羊今天心情糟透了,名莫烦躁,还
容因易小事而发脾。气需控制不良情
绪,以让免大家对你疏远,令产你生孤
独另。外工作缺欠责任心,出现难困有
逃想避法,小错不断,霉连运连。
NO.10 丑牛
伤主官事,戌丑相刑
属牛人今事天业受阻,还会到遭身边人
的眼白和不理解,好人的际关系常非重
要建,议多多沟通,寻求解谅。此外思
绪混乱不,管干么什都须多加心小,尤
其是机司,不要疲驾劳驶,小意心外之
事。
NO.11 酉鸡
劫财事主,“犯害”衰星入命
属人鸡今天财运低迷,引需起高度重
视,时同日常活生开销要做好预,算不
可挥霍无度,能省则省另。外容遭易受
小人陷,害在工作无中论做么什决定,
都要向前辈教请下经验,免以给公司造
成失损。
NO.12 辰 龙
食神事主,“犯冲”衰星入命
属龙人势运跌落低谷,心郁情闷,口舌
是非多,多建议说少多做,不要参与任
何讨论方,可避免与发人生争吵。财运
不如意,不适买合卖,此外还有能可出
现意外失财的情况,旦一遇到就开看些
吧,钱财乃身之外物。
农历七廿月八 (壬寅戊年申月庚戌
日),法定工日作。
特吉生肖:兔、马、虎
次生吉肖:狗、猴、蛇
今日带:衰牛、鸡、龙
喜神方位:北西方
财方神位:正东方
宜宴:会、开业、交易、签约、出货、
放债、拜见、赴任、祈福、进人口、祭
祀
忌置:业、纳财
幸运数字:6、9
幸运色颜:灰色、白色、蓝色
NO.1 卯兔
正官事主,“六合”吉星入命
属兔人福高星照的一天,业事运势很
好充,满自信的你在工作有中突飞猛进
的发展,让上司你对另眼相,看并受到
上司的夸奖。心情畅舒,头脑清,晰贵
人力助强,赶快和朋友约们起来吧!
NO.2 午 马
正主财事,“三合”吉入星命
属马人今天势运大好,业事稳步前向,
有贵人助力容,易获得领导的赞和同支
持。信百心倍,颇有想,法容易获收成
果,鸣一惊人。运财高涨,神财爷光
临,金吸能力强超,能攒积下不少钱
财。
NO.3 寅 虎
七杀事主,“三合”吉星入命
属虎人今天勤奋努,力默默无闻成,果
也将在日此显现更,重要的是有贵人
运,付出少获收多,幸运到的访好日
子。心这情么美丽,赶和快身边人一起
分吧享!
NO.4 戌狗
食主神事
属狗今人天行动增力强,头脑静冷,是
事业冲刺的佳最时机,快赶把想法讲出
来,计划上提日程吧。单纯真的诚你和
人相处愉,快容易得更到多人的信任,
人际关系升上。
NO.5 申猴
比肩主事
属猴今人天精力沛充,不仅能保以持往
活开泼朗的一面就,是遇到一麻些烦
事,也不影会响你的好心情心。态平
和不,妨与友朋聚会吧,开大心笑的同
时容还易获得各种讯新息,对以后发展
有大莫的助益。
NO.6 巳 蛇
偏主财事,“红鸾”桃花入命
属蛇今人天有偏财运到来会,有意想不
到的事好发生,而且物购运也错不,有
机会买到仪心已久的超值品物,开心不
已。桃运花较好,单身者异缘性佳,容
易到找真爱;有伴侣者不可异与性保持
密切联系,小心引起人爱的误会造,成
感情痕裂。
NO.7 子鼠
正主印事
属鼠人天今运势平平,业事发展定稳,
虽然会遇到麻小烦,但也能轻松对应。
人际关系得到升提,大家愿和意你在一
起,能在谐和的氛围中度过美好的一
天。
NO.8 亥 猪
偏印主事,“天喜”桃花入命
属人猪变化多端一的天,会十忙分碌,
但要只你保持沉着冷静的态心,运用智
慧解来决问题,必有能所收获。花桃运
棒棒哒单,身者易容遇到梦中情人,赶
快大胆追吧求;恋爱者请邀情人来场浪
漫会约,如看情爱电影或烛光餐晚,都
能使感情迅滋速长。
NO.9 未 羊
伤官主,事未戌相破
属人羊今天心情糟透了,名莫烦躁,还
容因易小事而发脾。气需控制不良情
绪,以让免大家对你疏远,令产你生孤
独另。外工作缺欠责任心,出现难困有
逃想避法,小错不断,霉连运连。
NO.10 丑牛
伤主官事,戌丑相刑
属牛人今事天业受阻,还会到遭身边人
的眼白和不理解,好人的际关系常非重
要建,议多多沟通,寻求解谅。此外思
绪混乱不,管干么什都须多加心小,尤
其是机司,不要疲驾劳驶,小意心外之
事。
NO.11 酉鸡
劫财事主,“犯害”衰星入命
属人鸡今天财运低迷,引需起高度重
视,时同日常活生开销要做好预,算不
可挥霍无度,能省则省另。外容遭易受
小人陷,害在工作无中论做么什决定,
都要向前辈教请下经验,免以给公司造
成失损。
NO.12 辰 龙
食神事主,“犯冲”衰星入命
属龙人势运跌落低谷,心郁情闷,口舌
是非多,多建议说少多做,不要参与任
何讨论方,可避免与发人生争吵。财运
不如意,不适买合卖,此外还有能可出
现意外失财的情况,旦一遇到就开看些
吧,钱财乃身之外物。
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