あさましきもの
太宰治

賭弓のりゆみに、わななく/\久しうありて、はづしたる矢の、もて離れてことかたへ行きたる。

 こんな話を聞いた。
 たばこ屋の娘で、小さく、愛くるしいのがいた。男は、この娘のために、飲酒をやめようと決心した。娘は、男のその決意を聞き、「うれしい。」と呟つぶやいて、うつむいた。うれしそうであった。「僕の意志の強さを信じて呉れるね?」男の声も真剣であった。娘はだまって、こっくり首肯うなずいた。信じた様子であった。
 男の意志は強くなかった。その翌々日、すでに飲酒を為した。日暮れて、男は蹌踉そうろう、たばこ屋の店さきに立った。
「すみません」と小声で言って、ぴょこんと頭をさげた。真実わるい、と思っていた。娘は、笑っていた。
「こんどこそ、飲まないからね」
「なにさ」娘は、無心に笑っていた。
「かんにんして、ね」
「だめよ、お酒飲みの真似なんかして」
 男の酔いは一時にさめた。「ありがとう。もう飲まない」
「たんと、たんと、からかいなさい」
「おや、僕は、僕は、ほんとうに飲んでいるのだよ」
 あらためて娘の瞳ひとみを凝視した。
「だって」娘は、濁りなき笑顔で応じた。「誓ったのだもの。飲むわけないわ。ここではお芝居およしなさいね」
 てんから疑って呉くれなかった。
 男は、キネマ俳優であった。岡田時彦さんである。先年なくなったが、じみな人であった。あんな、せつなかったこと、ございませんでした、としんみり述懐して、行儀よく紅茶を一口すすった。

 また、こんな話も聞いた。
 どんなに永いこと散歩しても、それでも物たりなかったという。ひとけなき夜の道。女は、息もたえだえの思いで、幾度となく胴をくねらせた。けれども、大学生は、レインコオトのポケットに両手をつっこんだまま、さっさと歩いた。女は、その大学生の怒った肩に、おのれの丸いやわらかな肩をこすりつけるようにしながら男の後を追った。
 大学生は、頭がよかった。女の発情を察知していた。歩きながら囁ささやいた。
「ね、この道をまっすぐに歩いていって、三つ目のポストのところでキスしよう」
 女は、からだを固くした。
 一つ。女は、死にそうになった。
 二つ。息ができなくなった。
 三つ。大学生は、やはりどんどん歩いて行った。女は、そのあとを追って、死ぬよりほかはないわ、と呟いて、わが身が雑巾ぞうきんのように思われたそうである。
 女は、私の友人の画家が使っていたモデル女である。花の衣服をするっと脱いだら、おまもり袋が首にぷらんとさがっていたっけ、とその友人の画家が苦笑していた。

 また、こんな話も聞いた。
 その男は、甚はなはだ身だしなみがよかった。鼻をかむのにさえ、両手の小指をつんとそらして行った。洗練されている、と人もおのれも許していた。その男が、或る微妙な罪名のもとに、牢へいれられた。牢へはいっても、身だしなみがよかった。男は、左肺を少し悪くしていた。
 検事は、男を、病気も重いことだし、不起訴にしてやってもいいと思っていたらしい。男は、それを見抜いていた。一日、男を呼び出して、訊問じんもんした。検事は、机の上の医師の診断書に眼を落しながら、
「君は、肺がわるいのだね?」
 男は、突然、咳せきにむせかえった。こんこんこん、と三つはげしく咳をしたが、これは、ほんとうの咳であった。けれども、それから更に、こん、こん、と二つ弱い咳をしたが、それは、あきらかに嘘の咳であった。身だしなみのよい男は、その咳をしすましてから、なよなよと首こうべをあげた。
「ほんとうかね」能面に似た秀麗な検事の顔は、薄笑いしていた。
 男は、五年の懲役ちょうえきを求刑されたよりも、みじめな思いをした。男の罪名は、結婚詐欺であった。不起訴ということになって、やがて出牢できたけれども、男は、そのときの検事の笑いを思うと、五年のちの今日こんにちでさえ、いても立っても居られません、と、やはり典雅に、なげいて見せた。男の名は、いまになっては、少し有名になってしまって、ここには、わざと明記しない。

 弱く、あさましき人の世の姿を、冷く三つ列記したが、さて、そういう乃公だいこう自身は、どんなものであるか。これは、かの新人競作、幻燈のまちの、なでしこ、はまゆう、椿、などの、ちょいと、ちょいとの手招きと変らぬ早春コント集の一篇たるべき運命の不文、知りつつも濁酒三合を得たくて、ペン百貫の杖よりも重き思い、しのびつつ、ようやく六枚、あきらかにこれ、破廉恥はれんちの市井しせい売文の徒ともがら、あさましとも、はずかしとも、ひとりでは大家のような気で居れど、誰も大家と見ぬぞ悲しき。一笑。
 

孔雀東南飛(後)
 
石井俊雄
前回は、岩波文庫に「中国名詩選」の中の長編叙事詩「孔雀東南飛」の前半を記した。
後半では、先ず蘭芝の紛紛とした再婚話しが続き、最後は悲劇の完成となって終る。 ここでは再婚話しの部分は省略し最後の部分を記してみる。
よかったらご一読ください。
 
阿母謂阿女 阿母 阿女に謂う、  
適得府君書    「適(まさ)に府君の書を得るに、  
明日來迎汝 明日 来たりて汝を迎えんと。  
何不作衣裳    何ぞ衣裳を作らざる、  
莫令事不舉 事をして挙がらざらしむ莫(な)かれ。」  
阿女默無聲    阿女 默して声無し。  
手巾掩口啼 手巾もて口を掩いて啼き、  
涙落便如瀉 涙落ちて便(すなわ)ち瀉(そそ)ぐが如し。  
移我琉璃榻    我が琉璃の榻(とう)を移し、  
出置前窗下 出して前窓の下に置く。  
左手持刀尺    左手に刀尺を持ち、  
右手執綾羅    右手に綾羅を執りて、  
朝成繍狭裙 朝(あした)に繍狭裙を成し、 (注)「狭」はフォント無く代字
晩成單羅衫    晩(くれ)に單羅衫(たんらさん)を成す。  
奄奄日欲暝 奄奄(えんえん)として日は暝(く)れんと欲す、 (注)「奄」はフォント無く代字
愁思出門啼    愁思門を出でて啼く。  
母は娘に言った。「いましがた太守さまからお手紙を受け取ったが、あすにはお前を迎えに来るそうだよ。 さあ、早く花嫁衣装を仕立てるがよい。婚礼に間に合わないようなことがないようにね。」
娘は黙ったままだった。ハンカチで口をおさえて泣く。涙が流れんばかりに落ちるのだった。
やがて琉璃で飾った椅子を表に持ち出し、窓の下に置く。 左手に裁ちばさみと物差、右手に絹の糸を持ち、朝のうちに刺繍したあわせのスカートを、夕方までにはひとえの薄手の上着を縫い上げた。
あたりは暮れかかり、夜に入ろうとする。娘は悲しみのあまり屋敷の外へ出て泣く。
府吏聞此變 府吏 之の変を聞き、
因求假暫歸    因(よ)りて假を求めて暫く帰る。
未至二三里    未だ至たらざること二三里、
摧藏馬悲哀 摧藏(さいぞう)して馬(うま)悲哀す。
新婦識馬聲    新婦馬声を識り、
躡履相逢迎 履を躡(ふ)みて相逢迎(あいほうげい)す。
悵然遙相望    悵然(ちょうぜん)として遙かに相望(あいのぞ)み、
知是故人來 知る是れ故人の来たるを。
舉手拍馬鞍    手を挙げて馬の鞍を拍(う)ち、
嗟歎使心傷 嗟歎(さたん)して心を傷ましむ。
自君別我後    「君の我れに別れしより後、
人事不可量 人事 量る可(べ)からず、
果不如先願    果して先願の如くならず、
又非君所詳 又 君の詳(つまびらか)にする所に非ず、
我有親父母    我に親父母(しんふぼ)有り、
逼迫兼弟兄 逼迫するに弟兄(ていけい)を兼ね、
以我應他人    我を以て他人に応ぜしむ。
君還何所望    君還るも何の望む所ぞ。」
さて焦仲卿は、人から聞いてこの一大事を知り、休暇をとって一時帰休し、妻の実家を訪ねようとした。 あと二、三里のところで、馬が苦しんで悲しくいななく。 あれはあの人の馬の声と、すぐに聞き分けた劉蘭芝は、靴をつっかけて出迎える。 悲しげに遠くを望みやり、懐かしい人の来訪を知ったのであった。 やがて近づいた馬の鞍を手でたたきつつ嘆けば、胸は痛むばかりである。
「別れ別れになってしまってからというもの、人の世のことはわからないものですわねぇ、 やっぱり私たちの願いどおりには、事は運ばなかったのです。あなたにはなかなか、おわかりいただけないことですけど。 私の母がせめたてるばかりでか、兄まで加わって、無理やり私の再婚を承諾してしまったのですわ。 こうしてあなたが戻っていらしても、もう何の希望がありましょう。」
(摧藏)五臓が砕けるほど悲しむ意。馬も主人の気持ちを察して悲しむのである。
府吏謂新婦    府吏 新婦に謂う、  
賀卿得高遷    「卿(きみ)の高遷を得たるを賀す。  
磐石方且厚    磐石は方にして且(かつ)厚し、  
可以卒千年    以て千年を卒(お)う可し。  
蒲葦一時靭    蒲葦は一時の靭、 (注)「靭」はフォント無く代字
便作旦夕間    便(すなわ)ち旦夕(たんせき)の間を作(な)す。  
卿當日勝貴    卿(きみ)當(まさ)に日に勝貴(しょうき)なるべし、  
吾獨向黄泉    吾 独り黄泉に向わん。」  
新婦謂府吏    新婦 府吏に謂う、  
何意出此言    「何の意か此の言を出す、  
同是被逼迫    同じく是れ逼迫せらるる、  
君爾妾亦然    君も慈(しか)り 妾も亦た然(しか)り。  
黄泉下相見    黄泉の下に相見(あいまみ)えん、  
勿違今日言    今日の言に違うこと勿れ。」  
執手分道去    手を執りて道を分ち去り、  
各各還家門    各各 家門に還る。  
生人作死別    生人(せいじん) 死別を作(な)す、  
恨恨那可論    恨恨 那(なん)ぞ論ず可(べ)けん。  
念與世間辭    念(おも)う世間と辞す、  
千萬不復全    千萬復(また)全(まった)からずを。  
焦仲卿が劉蘭芝にいう。「玉の輿だね、おめでとう。岩は四角な上に厚いから、千年たっても変わらぬが、 蒲や葦はしなやかで丈夫なのもほんの一時のことで、せいぜい朝から晩までしかもたないのだね。 おまえは日増しに、えらいご身分になっていくだろうな。私は、ひとりであの世へ行くよ。」
劉蘭芝が焦仲卿にいう、「どうしてそんなことをおっしゃるのです。押し付けられたという点でいえば、あなたも私も同じですわ。 私もあの世へ行って、あなたと会うことにいたします。きっと今日のその言葉を違えないでくださいね。」
手と手をとった二人は、やがて別の道をとって、それぞれの自分の家に戻ったのだった。 生きているもの同士、ここで死別れをするのである。恨めしさは、言葉で言い表せない。 二人の胸中にあったのは、「これで世間とはお別れ、どうあっても生き永らえたりはしはせぬ」との決意だった。
(高遷)立身出世。(勝貴)高貴な身分。(磐石・蒲葦)先に女の誓いの言葉を受けたもの。 (同是被逼迫)先に男が女に「逼迫するに阿母あり」と言ったことを持ち出し、立場の平等を強調したもの。
 
 
府吏還家去 府吏 家に還り去り、
上堂拜阿母    堂に上って阿母を拜す。
今日大風寒    「今日大いに風寒く、
寒風摧樹木 寒風は樹木を摧(くだ)き、
嚴霜結庭蘭    厳霜は庭蘭に結ぶ。
兒今日冥冥 兒は今日冥冥(に赴き)、
令母在後單    母をして後に在りて単ならしむ。
故作不良計 故(ことさら)に不良の計を作(な)すも、
勿復怨鬼神    復(ま)た鬼神を怨むこと勿れ。
命如南山石 命は南山の石の如く、
四體康且直    四体 康にして且つ直(ちょく)なれ。」
焦仲卿は家に戻ると奥座敷に上がって母親に挨拶した。
「ずいぶん風が強く、寒い日ですね。冷たい風で樹木が折れ、厳しい霜が庭の蘭に貼り付いています。 私は今日この日、あの世へ参るつもりです。 母上をひとりあとに残すことになりますが、このような怪しからぬ考えは、私がわざわざ決めたことですから、 どうか神様を怨まないでください。母上が南山の石のように長生きなさって、いつまでもお健やかでお腰も曲がりませぬように。」
(命如南山石)『詩経』にも「南山の寿きが如く」とある通り、人の長寿をことほぐ語。。
阿母得聞之 阿母 之を聞くを得て、
零涙應聲落    零涙 声に応じて落つ。
汝是大家子 「汝は是れ大家の子、
仕宦於臺閣    台閣に仕宦す。
慎勿為婦死 慎みて婦の為に死すること勿かれ、
貴賤情何薄    貴賤 情 何ぞ薄き。
東家有賢女 東家に賢女有り、
窈窕艷城郭    窈窕(ようちょう) 城郭に艷なり。
阿母為汝求 阿母 汝が為に求めんこと、
便復在旦夕    便(すなわ)ち復(ま)た旦夕に在り。」
府吏再拜還 府吏 再拜して還り、
長歎空房中    空房の中に長歎し、
作計乃爾立 計を作して乃(すなわ)ち慈(しか)く立つ。
轉頭向戸裡    頭を転じて戸裡に向い、
漸見愁煎迫 漸く愁いの煎迫するを見る。
これを聞いて、母親は息子を説得しようとするが、ひとこと話すたび、涙がぽろぽろ落ちるのだった。
「お前は名家の子。わが家は高官を出した家柄なのだよ。どうか女のために死ぬようなことはやめておくれ。 身分の上下で心を移す薄情女ではないか。それより近所の家に賢い娘がおる。 その美しさは町一番、母がおまえにもらってやろう。すぐ今にでも。」
焦仲卿は再拝して自分の部屋に戻る。妻のいないがらんとした部屋で、しばらく溜息をついていたが、 かねての考え通りに事を運ぼうと決心した。 戸口から家の内をかえり見ると、しだいに悲しみが胸の中に煮えたってくる。
 其日馬牛嘶 其日 馬牛嘶(いなな)き、  
新婦入青廬    新婦は青廬に入る。  
菴菴黄昏後 菴菴(あんあん)たり 黄昏の後、  
寂寂人定初    寂寂(せきせき)たり 人定まるの初め。  
我命絶今日 我が命は今日絶えん、  
魂去尸長留    魂去りて尸(し)は長く留まらん。  
攬裙脱絲履 裙を攬りて糸履を脱ぎ、  
舉身赴清池    身を挙げて清池に赴く。  
府吏聞此事 府吏 此の事を聞き、  
心知長別離    心に知る 長(とこしえ)の別離なるを。  
徘徊庭樹下 庭樹の下に徘徊し、  
自掛東南枝    自(みずか)ら東南の枝に掛る。
その結婚の当日、馬がしきりに鳴いた。いよいよ蘭芝は、花嫁用の仮小屋に入った。 夕暮が深まり、暗闇が迫る頃、人々が寝静まったころである。 「私の命はきょうで終り、魂は飛び去り、屍だけが残されるのだ」と思いつつ、蘭芝はスカートのすそをつまみあげ、 絹のくつを脱ぐと、池に身を投じた。 その知らせを聞くと、焦仲卿は、これが永の別れと知り、庭の樹の下をさまよったのち、東南に伸びた枝に首をくくった。
(馬牛)牛はつけたりの字でここでは単に馬。(青廬)青布の幔幕をめぐらした仮小屋。
 兩家求合葬 兩家 合葬を求め、  
合葬華山傍    華山の傍に合葬す。  
東西植松柏 東西に松柏を植え、  
左右種梧桐    左右に梧桐を種(う)う。  
枝枝相覆蓋 枝枝(しし) 相覆蓋(あいふくがい)、  
葉葉相交通    葉葉(ようよう) 相交通(あいこうつう)す。  
中有雙飛鳥 中に双飛鳥(そうひちょう)有り、  
自名為鴛鴦    自(みずか)ら名づけて鴛鴦(えんおう)と為す。  
仰頭相向鳴 頭を仰いで相向って鳴き、  
夜夜達五更    夜夜 五更(ごこう)に達す。  
行人駐足聽 行人 足を駐(とど)めて聽き、  
寡婦起傍徨    寡婦 起きて傍徨す。  
多謝後世人 多謝す 後世の人、  
戒之慎勿忘    之を戒めて 慎みて忘るること勿かれ。  
焦家と劉家は双方とも、合葬したいと申し出、ここに二人は華山のふもとに合葬された。 墓の東西には松と柏、左右に梧桐を植えた。枝と枝は覆い重なり、葉と葉は入り混じった。 その中に一対の鳥がいる。「エン」「オウ」と鳴き交わすところから「鴛鴦」と名付けられた。 いつも首を挙げて向き合って鳴き、明け方まで鳴きつづけるのであった。 その声に、道行く人は足をとめて聞き入り、夫を亡くした女は床から起き出し、周囲を歩きまわる。
後世の方がたに申し上げたい、どうか、これを戒めとして、お忘れにならぬように。
(自名為鴛鴦)鳥は自らその名を呼ぶという。(多謝)くれぐれも申し上げる。
 

雪広うたこ 人设 x 豪华声优阵容 x coly新作解谜游戏『Break My Case』发布

【主題歌】竹内アンナ

【CAST】古川慎·堀江慎·兴津和幸·谷山纪章·小林千晃·小林裕介·小林亲弘·河西健吾·松冈祯丞·福山润·小西克幸·小野友树·佐藤拓也·广濑裕也·寺島惇太·熊谷健太郎·小林昌平·中澤まさとも·坂田将吾·仲村宗悟·吉野裕行

【角色介绍】
本部

「有能で傲慢な王様」
皇坂逢(こうさかあい)/CV:古川慎さん

「おい。俺の前だぞ、弁えろ」

プライドが高く完璧主義。言うだけのことはするハイスペック人間。
人の好き嫌いがなく誰にでもフラットに接するが、人当たりがいいわけではない。
根性論が嫌いで、ロジックを求める。ちゃらんぽらんオーナーに代わり、経営の実権を握る。

「安心安全の敏腕補佐」
城瀬由鶴(きせゆづる)/CV:堀江瞬さん

「困ったときは、相談してくださいね」

裏表のない善良な人間。皇坂の敏腕補佐。どんなことを押し付けられても文句を言わない。
問題児だらけの店の中で「良心」と呼ばれる人物で、城瀬を嫌うメンバーはいない。
繊細そうな外見に反して図太く、肝が据わっている。空腹に弱い。

「愛され無能のトラブルメーカー」
須王芦佳(すおうろか)/CV:興津和幸さん

「何事も、僕がいないと始まらないみたいなとこあるからネッ☆」

無邪気で素直。好奇心旺盛で何でもやりたがるが何もできない。悪意がないため不思議と人に嫌われない。
謎の人脈が広く、知り合いがたくさんいる。
まれに有能っぽさを垣間見せるが、本当のところは誰も知らない。

交際部

「無責任な愛を振りまく誘惑の天才」
綾戶恋(あやとこう)/CV:谷山紀章さん

「うちは”やりたくないことはやらない”がモットーだから」

生まれながらのモテ男。人あたりがよく社交的ではあるがマイペース。「責任」が嫌い。
恋愛に対しては来る者拒まず去る者追わずだが、特定の彼女は作ったことがない。
面倒ごとを避けるため、宇京に頼んでビジネスカップルを演じている。

「システマチックなクール系ブレーン」
宇京真央(うきょうまお)/CV:小林千晃さん

「この店の人間に、倫理観とか求めるだけ無駄だから」

交際部のブレーン的存在。店内屈指の高学歴で、高いIQを持つ。
思考がシステマチックで、時々周りに驚かれる。近寄りがたく見えるが、人付き合いを疎まない。
Aporiaの貴重な常識人枠。御門とはメイクの話で盛り上がることも。

「甘え上手な底なし沼」
樋宮明星(ひのみやあけほし)/CV:河⻄健吾さん

「何が大変なん?ちょうだい、って言うたら貰えるやろ」

懐っこい犬系男子。貢がれ体質で甘え上手。年上にも年下にも可愛がられる。物事の考え方がシンプルでやや極端。
店内の「まともそうに見えて実はヤバイ奴ランキング」上位。
環野とは寮で同室の仲。普段から構いすぎて怒られている。

「0か100か、究極の気分屋」
環野揺(かんのゆらぎ)/CV:寺島惇太さん

「……食べたいの?いいよ、はい。あげる」

究極の気分屋。その振り切り方は0か100で、機嫌のいい時はスリスリ懐いてくるが、悪い時は安易に構うと舌打ちされる。
猫が好きで、管理部ハウスで飼われているおこげや近所の猫コミュニティと仲が良い。

管理部

「出自を疎む経理兼オカン」
槻本大河(つきもとたいが)/CV:熊谷健太郎さん

「俺の身内が何かしでかしたなら、それは俺の責任ですから」

しっかり者の常識人。義理堅く、面倒見がよい性格のため、壱川のお世話をしているうちにすっかり管理部のおかん的存在に。
見た目とは裏腹に涙脆い一面もあり、アニメやラノベで泣くこともしばしば。

「虚弱体質の大人気配信者」
壱川春日(いちかわはるひ)/CV:小松昌平さん

「あー……もう今日は息すんのもだるい」

日光が天敵の虚弱体質で、超インドア派。管理部の仕事の傍ら、配信者demuとしても活動している。
環野に負けず劣らずの偏食で小食。槻本にはワガママ放題しているが、お互いに信頼関係が厚い。

「慈愛に満ちた翻訳家」
隠岐谷誓(おきやせい)/CV:中澤まさともさん

「おやおや、まあまあ。大変だ」

誰に対しても敬語で、物腰の柔らかい紳士。常に微笑みを携えているが、その本心は誰にも読めず、胡散臭い。
かわいそうな人間への歪んだ慈愛に満ちており、槻本と壱川のことを愛している。

強行部

「番犬達の理性的な統率者」
節見静(ふしみしずか)/CV:松岡禎丞さん

「うちの犬に噛まれたなら、噛まれたお前が悪いんだよ」

秩序を重んじ、静寂を愛する男。人との関わり合いが好きではなく、植物に囲まれていたい。
なんだかんだ仲間のことは大切にしており、メンバーからの信頼も厚い。
共有スペースは散らかさないが、自分のテリトリーは超絶汚いという一面も。

「情熱的でパワフルな美の探求者」
御門尊(みかどたける)/CV:小野友樹さん

「ミカさんとお呼び。次に下の名前で読んだら顎砕くわよ」

美しく、最強。⻑い手足を繰り出して場を制す、圧倒的パワー型。
節見が加入する前には強行部のリーダーを務めていた過去も。
嫉妬深い面もあるが、情熱的で優しく、人間らしい人間。
乾燥肌でフェイスマスクを欠かさない、美の探求者。

「負けず嫌いのインテリファイター」
新開戦(しんかいそよぐ)/CV:小林親弘さん

「“ガキの喧嘩”で済むうちに、手引いとくんだったな」

恵まれた体格と天性のセンスを持つ武闘派。究極の負けず嫌い。
頭脳派という一面も持ち合わせており、隠岐谷の翻訳業のアシスタントを務める。
礼儀を弁え、さりげない気遣いができる隠れモテ男。唯一皇坂とは反りが合わず、犬猿の仲。

「愛嬌たっぷりの利口な狂犬」
相沢篠信(あいざわしのぶ)/CV:広瀬裕也さん

「またおつかいですかー?おつりはもらっちゃいますよ!」

人懐っこく天真爛漫なちゃっかり者。裏表のない好⻘年だがしれっとネジが数本飛んでおり、時折異質さが垣間見える。
服にはこだわりがあり、綾戶や祠堂とはジャンル違いのオシャレ仲間。

交渉部

「自覚あり、魔性の占い師」
在間樹帆(ありまきほ)/CV:佐藤拓也さん

「何かあったら遠慮せずに話して。俺でよければ、いつでも聞くから」

身のこなしに品があり、儚げな雰囲気をもった人物。それを自負し、存分に利用して生きている強かさも持つ。
副業として占いを嗜んでおり、本気のタロットは怖いくらいに当たる。
「何でも見えている」よう。

「気品と自信溢れる美術講師」
祠堂恭耶(しどうきょうや)/CV:福山潤さん

「車だから家まで送るよ。なんて、俺も乗せてもらう側なんだけど」

歴史ある名家出身の美術教師。持ち物や言動が洗練されておりハイセンスの塊で、すべてにおいて自信に満ち溢れているがゆえに時々ナチュラルに上から目線。
まったく悪意はないが、その言動でたびたび在間や立科を呆れさせている。

「恋愛体質の浮雲カウンセラー」
立科吏来(たてしなりく)/CV:小⻄克幸さん

「え?なに、好きになるけど大丈夫?」

公認心理士の資格を持つ、フリーランスのカウンセラー。
ひょうひょうとしていて掴みどころがなく、やる気があるんだかないんだか分からない。
恋愛をしていないと生きていられず、重度の惚れ体質。皇坂のことは特別気にかけている。

特務部

「完璧主義者の元マフィア」
恩田灯世(おんだともせ)/CV:小林裕介さん

「なるほど。ひとつ聞くが、お前は何を言ってるんだ?」

負け戦はしない主義で、常に「確実」を求める。無遠慮でストレートな物言いが多く冷たい印象を与えがちだが、言葉以上の悪意はない。
隠れ天然でロマンチストな一面も。弱みを人に見せないが。
新名にだけは気を許している。

「絶対の忠誠を誓う懐刀」
新名有(にいなゆう)/CV:坂田将吾さん

「……いいか悪いかは、灯世が決める。口出しは無用だ」

射るような冷たい目をした男。生真面目で義理堅く、受けた恩は忘れない。
過去、ろくでもない生活を送っていたところ恩田と出会い救われた。
世界は「恩田灯世」と「それ以外の人間」で構成されていて、いつか恩田の為に死のうと思っている。

「記憶喪失のバレリーノ」
神家(かみや)/CV:仲村宗悟さん

「代理、昼なに食う?ドーナツなら今から買いに行くけど」

店に来る前の記憶を一切持たない。自分の名前も年齢も分からない。
本人は至って明るく、世話焼きのツッコミ体質。
恩田や新名とはつかず離れずの距離感で、どちらかというと麻波と行動を共にすることが多いが、本人には煙たがられている。

「全方位威嚇の”悪魔の子”」
麻波麗(まなみうらら)/CV:吉野裕行さん

「無能の代わりに、もっと無能が来たのかよ。悪夢だな」

攻撃的で狂暴。皆自分のことが嫌いだと思っており、こっちも嫌っていればいいというスタンス。無条件に優しくされるとバグる。
口と態度は悪いけれど、物の扱いは丁寧。本当は寂しがり屋の甘えたがり。
神家がやたら構ってくるのがうざい。


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